作業療法開始時にクライエントの生活歴、価値観、希望する作業に関して情報収集することは必須です。
構造化面接法、非構造化面接法、半構造化面接についてまとめました。
個人的には半構造化面接であるCOPMをよく使います。
理由としては
面接の目的が決まっているため、面接内容がブレない
個別性のある面接も行える
構造化面接法
あらかじめ設定された質問に沿って面接を進めていく方法。
- 面接者が変わっても面接内容が変わらない。
- 評価基準が変わらない。
- 視点がブレない。
- 面接者の経験・スキルに依存しない。
- 個性が反映されない。
- 用意された質問以上のことが確認できない。
非構造化面接
質問内容は特に決められていない。自由な会話がベース。
- 対象者の反応によって臨機応変に質問内容を変えられる。
- 個性を評価しやすい。
- 面接者の経験・スキルに依存する。
- 面接内容、評価基準、視点が一定にならない。
例:質問内容を決めずにクライエントの生活歴を把握するために面接をする。
半構造化面接
面接の一部の内容は決められている。決められた内容以外の部分はここの対応に任される。ある程度自由な会話も許される。
- 面接内容や評価基準や視点が大きくずれることはない。
- 面接が完遂しやすい。
- 個性の評価もできる。
- 面接者の経験・スキルに依存する部分がある。
- 面接に関係ない話になってしまう可能性がある。
例:COPMやADOCを用いて面接をする。
COPMの方法は以下のリンクで解説しています
ADOCに利点については以下のリンクで解説しています
個人的な経験として
作業療法士の面接の目的としては効率よく、クライエントの生活歴、価値観、希望する作業を知ることです。そのためには、COPMやADOCなどの半構造化面接を利用することが多いです。どちらの評価もクライエントと問題となる作業を共有することが目的となっているため、生活歴、価値観、作業の情報収取が行いやすくなっています。
まとめ
構造化面接法、非構造化面接法、半構造化面接についてまとめました。
個人的には半構造化面接であるCOPMをよく使います。
理由としては
面接の目的が決まっているため、面接内容がブレない
個別性のある面接も行える
初回面接の方法については以下のリンクで解説しています
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