買い物を支援【作業療法・退院支援・自宅生活の継続】

作業療法
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 回復期病棟に勤めていると自宅復帰の際に「買い物をどうするか」ということが課題に上がることがあります。

 買い物を支援する方法は以下にまとめました。

  • 本人様の移動方法の検討
  • 家族様・友人の協力
  • 介護保険サービスの利用、訪問介護
  • ネットスーパー、生協、宅配サービス
  • 移動スーパー

 買い物支援をするポイントとしては

クライエントの希望、周囲の環境・サービスなどを総合的に判断する

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本人様の移動方法の検討

回復期リハビリテーション病棟では、怪我や病気をして入院されている方が多いです。そのため、移動方法の変更を提案することが多いです。

 具体的には

  • 自動車運転が行えない→公共交通機関の利用をする
  • 自転車が乗れない→歩行で移動していただく、セニアカーを利用する。

上記のような提案をします。

長距離を移動する必要があるクライエントに関しては歩行で移動することが現実的でない人もいます。

家族様・友人の協力

家族様や友人が自動車運転ができる場合は協力を依頼することがあります。

 この方法に関しては

  • クライエントが自分の行きたいタイミングで買い物に行けない
  • クライエントと家族様・友人との関係性「良いか悪いか」

家族様、友人の空いている時間で協力をしてもらえるかもしれない。関係性が悪いかもしれいないなど考えてからこの方法を提案しましょう。

介護保険サービスの利用「訪問介護、訪問リハビリ」

クライエントが介護保険サービスを利用可能であればこの方法を提案します。

訪問介護

  • 利用者の日常生活に必要な日用品、食材の買い物の援助が行えます。
  • 訪問介護ではの注意点はクライエントが買いたい物を依頼する必要があるので、コミュニーケーションを取ることができるか考慮して提案しましょう。

訪問リハビリ

  • 利用者の歩行や買い物の方法など訓練をすることで、自立が見込める場合は訪問リハビリの提案を行います。

ネットスーパー、生協、宅配サービス

自宅に商品を届けていただける私的なサービスです。

クライエントが出かけられない状態でも利用できる

ネット環境or電話が必要

届けてもらえる範囲が決まっている

生協は届く日が決まっており、注文してもすぐに来ない

利用しやすいですが、高齢者に関してはネットができない傾向があるので注意しましょう。

移動スーパー

団地や公営住宅、集会場などに商品を車で運んでくるサービスです。

歩行距離が短い方でも自宅近くであれば買い物に自分でくることができる

商品を自分で選ぶことができる

くる場所・時間が決まっている

環境的な制約がある

クライエントの自宅周辺に来ていれば提案できるサービスになります。

移動スーパー、ネットスーパーを探すのに便利なサイト

免許返納.COMというページですが、都道府県別にネットスーパーや移動スーパーがまとめられています。

このサイトが閉鎖されていたので全国チェーン展開している「移動スーパーのとくし丸」のリンクを貼っておきます。

自分の都道府県を調べてクライエントの買い物支援に役立てください。

全国のとくし丸 – 移動スーパーとくし丸

まとめ

 買い物を支援する方法は以下にまとめました。

  • 本人様の移動方法の検討
  • 家族様・友人の協力
  • 介護保険サービスの利用、訪問介護
  • ネットスーパー、生協、宅配サービス
  • 移動スーパー

 買い物支援をするポイントとしては

クライエントの希望、周囲の環境・サービスなどを総合的に判断する

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