COPMでは作業をセルフケア・レジャー・生産活動に分ける必要があります。そのために理解が必要なカナダモデルについて解説をします。
作業遂行と結びつきのカナダモデル(CMOP-E:Canadian Model of Occupational Performance and Engagement)は作業が中心であることを示し、作業療法の関心を人と環境に制限ができる。作業療法士の関心が人が行っている「作業」とそれに関わる「人」と「環境」であることを示している。
「人」「作業」「環境」を結びつけることも重視しておりクライエントが作業に結びつけるようにするのが作業療法士の仕事であるとも述べている。
CMOP-E
スピリチュアリティ
CMOP-Eではスピリチュアリティを中心に置いています。
スピリチュアリティは私たちを人間たらしめる本質。作業療法士はクラエイントとパートナーになる際に、クライエントの独自性、その人の解釈に価値を置いて将来に行きつくように技術を発揮する。
人
CMOP-Eでは人を情緒的・認知的・身体的側面に分けています。
情緒的:感じること
認知的:考えること
身体的:動くこと
作業
CMOP-Eでは作業をセルフケア・レジャー・生産活動に分けています。
セルフケア:身の回りのこと
レジャー:遊ぶこと
生産活動:働くこと
環境
CMOP-Eでは環境を物理的・制度的・文化的・社会的に分けています。
物理的:自然や人工的な環境。
例、エレベーターのないマンション、バリアフリーの駅
制度的:政策、財政、規則、法律など
文化的:国や地域など何かしらの集団に所属しており、ある集団の人が普通だと感
じる事柄があること
社会的:人的環境のこと。家族や友人、知人、会社の同僚など周囲の人のこと
横向きで見ると
右側の3つの四角形は作業療法の範囲です。
クライエントの意味ある作業に関連性のない「人」や「環境」の部分は作業療法の範囲ではないことを示しています。
逆に言うとクライエントの意味ある作業に関連性がある「人」や「環境」の部分は作業療法の範囲です。
作業療法の範囲にある「人」「作業」「環境」を結びつけることもこの図では表しています。CMOP-Eでは「人」「作業」「環境」を結びつけることも重視しておりクライエントが作業に結びつけるようにするのが作業療法士の仕事であるとも述べています。
まとめ
COPMでは作業をセルフケア・レジャー・生産活動に分ける必要があります。そのために理解が必要なカナダモデルについて解説をしました。
CMOP-Eは作業が中心であることを示し、作業療法の関心を人と環境に制限ができる。作業療法士の関心が人が行っている「作業」とそれに関わる「人」と「環境」であることを示している。
「人」「作業」「環境」を結びつけることも重視しておりクライエントが作業に結びつけるようにするのが作業療法士の仕事であるとも述べています。
COPMについては以下のリンクで解説しています。
コメント
「人」「作業」「環境」を結びつけることも重視しておりクライエントが作業に結びつけるようにするのが作業療法士の仕事である
ここに文章はどこから引用されましたか?
返信遅くなり申し訳ありません。
続・作業の視点のCMOP-Eの章から引用させていただいてます。
CMOPについて調べている時に発見して、拝見させていただきました。
卒業論文に記載したいのですが、こちらの内容はどこからか引用されたのでしょうか。
そのようであれば引用元を教えていただきたいです。
コメントありがとうございます。
引用はリンクをつけている「続作業の視点」からになります。
また、リンクに載せていない吉川ひろみ著「COPM・AMPS実践ガイド」が分かりやすく解説されていると思います。
よろしくお願いします。
こんにちは。作業遂行と結びつきのカナダモデル(CMOP-E:Canadian Model of Occupational Performance and Engagement)が掲載されている書籍、論文等を教えて下さい。
コメントありがとうございます。
返信が遅くなり申し訳ありません。
引用はリンクをつけている「続作業の視点」からになります。
また、リンクに載せていない吉川ひろみ著「COPM・AMPS実践ガイド」が分かりやすく解説されていると思います。
よろしくお願いします。