この記事を書いている僕は作業療法士の資格を持って働いています。
作業療法士がどのような職業なのか解説をしていきます。
作業療法士のポイントとしては以下の通りです。
- 国家資格
- リハビリテーション職
- 働く場所:病院、介護老人保健施設、有料老人ホーム、デイサービスデイケア、一般企業、就労支援施設、精神科病院など多岐にわたる
- 人々の生活で困っていること、できないことなどを、「体を鍛える、やり方を変える、環境を変える」などして、生活がより良く過ごせるようにする
- 人々の生きがいを支援する
定義
作業療法士の仕事内容を表しているものとして定義があります。
日本作業療法士協会は以下の通りに作業療法の定義を表しています。
日本作業療法士協会 作業療法の定義WEBページより
作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。
(註釈)
・作業療法は「人は作業を通して健康や幸福になる」という基本理念と学術的根拠に基づいて行われる。
・作業療法の対象となる人々とは、身体、精神、発達、高齢期の障害や、環境への不適応により、日々の作業に困難が生じている、またはそれが予測される人や集団を指す。
・作業には、日常生活活動、家事、仕事、趣味、遊び、対人交流、休養など、人が営む生活行為と、それを行うのに必要な心身の活動が含まれる。
・作業には、人々ができるようになりたいこと、できる必要があること、できることが期待されていることなど、個別的な目的や価値が含まれる。
・作業に焦点を当てた実践には、心身機能の回復、維持、あるいは低下を予防する手段としての作業の利用と、その作業自体を練習し、できるようにしていくという目的としての作業の利用、およびこれらを達成するための環境への働きかけが含まれる。
2018年5月26日 定時社員総会にて承認
http://www.jaot.or.jp/about/definition.html
定義を簡単に言い直すと「人々が健康で幸せに過ごせるように、作業療法士は人々が目的や価値を持つ生活ができるように支援します」ということです。
国家資格
厚生労働省の管轄で国家試験が年1回あります。
これに合格することで作業療法士として働くことができるようになります。
作業療法士を目指すためには専門の大学・専門学校を卒業する必要があります。
作業療法士になるためには以下の記事を参考にしてください。
仕事内容
仕事内容は上記の定義にあるように、以下のような内容を実施しています。
- 人々の生活で困っていること、できないことなどを、「体を鍛える、やり方を変える、環境を変える」などして、生活がより良く過ごせるようにする
- 人々の生きがいを支援する
具体的な働き方に関しては以下の記事でも紹介しています。
働く場所
作業療法士が働く場所は多岐にわたります。
以下の一覧以外の場所でも働いている作業療法士がいます。
人の生活、生きがいを支援する仕事になるため、働く場所も多岐に渡ります。
- 医療分野:一般病院、回復期リハビリテーション病院、クリニック、診療所、精神科病院
- 福祉分野:介護老人保健施設、有料老人ホーム、デイサービスデイケア、就労支援施設
- その他:一般企業、学校など
まとめ
作業療法士がどのような職業なのか解説をしました。
作業療法士のポイントとしては以下の通りです。
- 国家資格
- リハビリテーション職
- 働く場所:病院、介護老人保健施設、有料老人ホーム、デイサービスデイケア、一般企業、就労支援施設、精神科病院など多岐にわたる
- 人々の生活で困っていること、できないことなどを、「体を鍛える、やり方を変える、環境を変える」などして、生活がより良く過ごせるようにする
- 人々の生きがいを支援する
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