作業療法士である僕が作業療法士になるまでの道筋を紹介したいと思います。
道筋としては以下の通りです
- 作業療法専門の大学・専門学校に入学する
- 大学・専門学校の授業の単位を取得し、卒業する
- 国家試験を受けて合格する
- 就職する
作業療法士になりたいと思っている方に対して参考になればと思います。
作業療法専門の大学・専門学校に入学
作業療法士になるためには作業療法専門の大学・専門学校に入学して授業を受け単位取得しないと、国家試験の受験資格がありません。
そのため、作業療法専門の大学・専門学校に入学する必要があります。
以下のリンク先に記載されている学校は作業療法専門の学校になります。
養成校を選ぶポイントとしては以下の通りです。
- 在学期間は3年か4年か
- 学士、専門士などの学位はもらえるか
- 大学院進学を目指せるのか
- 費用はどの程度かかるのか
- 教員はどのような人がいるのか など
ポイントはいくつもあるため、オープンキャンパスで学校の中に入って体験してみると良いと思います。
大学・専門学校の授業の単位を取得し、卒業する
作業療法の勉強としては座学と臨床実習の2つに大きく分けられます。
基本的には座学をしてから、臨床実習に臨んでいく形です。
座学で身につけた知識を実習の場で生かして、知識の定着と作業療法士としての働き方を学んでいきます。
- 座学:基礎医学(解剖学、内科学、生理学など)作業療法学(基礎作業学、作業療法評価額など)
- 臨床実習:実際の現場(病院、介護老人保健施設、精神科病院など)に行っての体験学習、期間は見学・評価・総合実習合計すると約半年間
座学と臨床実習の2つの単位取得をすることで卒業することができます。
国家試験を受けて合格する
大学・専門学校の卒業もしくは卒業資格を得ている人が作業療法士の国家試験受験資格があります。
この国家試験に合格することで作業療法士の国家資格を得ることができます。
- 開催時期:例年2月末
- 合格発表:例年3月末
- 試験内容:としては以下の通りに定められています。
筆記試験は一般の方、口述実技は視覚障害者のために設定されています。
(1)
厚生労働省WEBページより 作業療法士国家試験の施行https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/sagyouryouhoushi/
筆記試験
一般問題及び実地問題に区分して次の科目について行う。ただし、重度視力障害者(視力の良い方の眼の矯正視力が0.03以下若しくは視力の良い方の眼の矯正視力が0.04かつ他方の眼の矯正視力が手動弁以下又は周辺視野角度(I/4視標による。以下同じ。)の総和が左右眼それぞれ80度以下かつ両眼中心視野角度(I/2視標による。以下同じ。)が28度以下若しくは両眼開放視認点数が70点以下かつ両眼中心視野視認点数が20点以下の者をいう。)に対しては、実地問題については行わない。また、重度視力障害者に対しては、点字、試験問題の読み上げ又はその併用による受験を認める。弱視者(視力の良い方の眼の矯正視力が0.15以下又は周辺視野角度の総和が左右眼それぞれ80度以下かつ両眼中心視野角度が56度以下若しくは両眼開放視認点数が70点以下かつ両眼中心視野視認点数が40点以下の者をいう。)に対しては、弱視用試験による受験を認める。ア
一般問題
解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法
イ
実地問題
運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法
(2)
口述試験及び実技試験
重度視力障害者に対して、筆記試験の実地問題に代えて次の科目について行う。運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法
就職する
国家試験を合格することで作業療法士として働くことができるようになります。
病院や介護老人保健施設、精神科病院など、自分のやりたい作業療法を行える場所を目指して就職活動を行います。
就職試験に合格することで社会人として働くことができるようになります。
就職活動の時期:新卒の場合は国家試験を受ける前の在学中から行なっています。そのため、合格できるように努力をすることが必要です。
僕の体験談
入った学校
入った学校は専門学校。
専門学校を選択した理由としては「在学年数が3年で費用面が安かった」「学校の雰囲気がよかった」ことです。
在学生活では授業の単位を落とすことはなく卒業することができました。
臨床実習は慣れない環境で過ごすため苦労しましたが、担当させていただいたクライエントに失礼がないように努力する必要性を学びました。
国家試験
国家試験は専門学校3年生の始めから実施しました。
問題集を解いては復習するの繰り返しです。
一人で勉強するのだけではなく、同級生と教えあいながら勉強を進めました。
勉強した甲斐があり、国家試験は一回で合格しました。
就職活動
就職活動は在学中に実施しました。
在学中に実施する際は国家試験勉強がおろそかにならないように注意が必要です。
現在は作業療法士としての仕事を継続しています。
まとめ
作業療法士である僕が作業療法士になるまでの道筋を紹介したいと思います。
道筋としては以下の通りです
- 作業療法専門の大学・専門学校に入学する
- 大学・専門学校の授業の単位を取得し、卒業する
- 国家試験を受けて合格する
- 就職する
作業療法士になりたいと思っている方に対して参考になればと思います。
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