作業遂行を捉えるモデルの一つとして人ー環境ー作業モデルの紹介をします。
人ー環境ー作業の相互作用によって作業遂行が結果として現れます。
作業療法を実施する上でのポイントは
人ー環境ー作業のどこにアプローチをすれば良いのかわかりやすくなる
作業遂行(occupational performance)
人ー環境ー作業の相互作用の結果として生じるもの。
暮らしを行う環境で生活に関係のある作業を行うこと。
クライエントが選んだり、決めたりして行えること。
クライエントの人生の一部になること。
人(person)
クライエントの価値観や何が得意か、身体機能や精神機能などのこと。
環境(environment)
いつ、どこで、誰がいるかなど、時間や場所の物理的環境。
制度や社会資源などの社会的環境。
作業(occupation)
作業を行う目的は何か、必要なものは何か、手順はどうかなど作業のやり方や目的のこと。
現場では
人・作業・環境・作業遂行全体に視野を広げられる
OITPMの治療モデルに繋げられる
作業療法の対象になると言うことは「人ー環境ー作業」のどこかに、作業遂行を行えない理由があります。そのときに、病気だから機能が落ちていると「人」の機能の部分に目が行きがちです。そのため、クライエントが行いたい作業遂行の「環境」「作業」にも目を向ける必要があります。
また、作業療法を実施する際にはクライエントの「人」部分を改善するのでれば「回復モデル」「環境」部分を改善するのでれば「代償モデル」「作業」部分を改善するのでれば「習得モデル」と作業介入プロセスモデル(OTIPM)の治療モデルにも応用できます。
まとめ
作業遂行を捉えるモデルの一つとして人ー環境ー作業モデルの紹介をしました。
人ー環境ー作業の相互作用によって作業遂行が結果として現れます。
作業療法を実施する上でのポイントは
人ー環境ー作業のどこにアプローチをすれば良いのかわかりやすくなる
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[…] 作業遂行の捉えた方【人ー環境ー作業モデル、PーEーO model】 […]