今回は訪問看護ステーションで作業療法士として働いていて大変だなと感じている部分についてまとめました。
回復期リハビリテーション病棟と外来を経験してから訪問看護ステーションに転職をしたのでこちらと比較している部分があります。
大変なところは以下の通りです。
- スケジュールや訪問場所が流動的で運転が疲れる
- 疾患、ニーズ、環境が様々
- 月末の書類はやることが多い
スケジュールや訪問場所が流動的で運転が疲れる
利用者の自宅や施設を訪問してサービスを提供するため、移動が必ず発生します。僕の地域は車で移動しています。当たり前ですが交通事故をしないように気をつけながら、時間に合わせて移動をしないといけません。どうしても時間が気になり焦ってしまう時があり気疲れしやすいと感じます。遅れてしまうのがわかっている時は「遅れます」と利用者さんに電話連絡をする対応をしています。
また、移動する場所も絶対決まったルートではないのでナビをつかったり、ナビを使わなくても頭の中でルートを組み立てる必要があるのでこれも気疲れの要因です。
だいたい1日60分〜120分くらい振り幅はありますが車で移動をしています。
疾患、ニーズ、環境が様々
訪問看護の利用者は病気や障害の種類や程度がさまざまです。そのため、利用者の状態やニーズに合わせて行うので作業療法の振り幅が大きいです。
例えば小児のこと楽しみながら体を動かしたり、精神疾患のある方の話を傾聴しながら解決策を相談たり、見取りの方が楽に過ごせるようにポジショニングをしたりなど訪問ごとに頭を切り替える大変さがあります。
月末はやることが多い
ざっとあげるだけでも以下のことをする必要があります。
- 介護保険・医療保険の請求
- 訪問看護報告書・計画の作成・更新
- 家族や介護事業者・医師との情報共有
- 次月の提供表の確認
請求業務は事務さんがやってくれていますが、普段の看護記録を提出する。それが間違っていないかの確認作業。
報告書・計画書はだいたい15〜20人前後作成。
家族や介護事業者・医師との情報共有は常に行ってはいますが月末で報告書・計画書をまとめていると気がつくことも多く連絡を取ることが増えます。
次月の提供表も確認をして予定確認をしてスケジュールを組んでいきます。ケアマネジャーさんも間違ってしまうことがあるので確認は必ず必要です。
毎日の訪問と看護記録作成に加えてこれらの業務が加わってくるのでどうしても月末の1週間は業務が多くなり大変だと感じます。
終わりに
今回は訪問看護ステーションで作業療法士として働いていて大変だなと感じている部分についてまとめました。
回復期リハビリテーション病棟、外来と比べると当たり前ですが各家庭や施設に訪問するので「移動する」というのは一番の違いです。運転は必ずつきものですがこれが一番疲れますね。
疾患や対象年齢の幅も広がり大変と思う部分はありますが、今まで経験していないやりがいを感じることができています。
月末の忙しさはもう仕方ないものと諦めています。書類は絶対に作成しないといけないので頑張るのみです。
僕が大変だと思うのは以上の通りです。訪問看護ステーションでの作業療法は生活に寄り添えるやりがいがあるので大変さはあっても楽しく仕事できると思います。
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