作業に基づいた実践(Occupation-Based Practice)を行うために必要な要素が「続・作業の視点 第8章」に書かれています。重要だと思う要素を抜き出しまとめました。
作業に基づいた実践に必要な要素は5つです
- 「作業的挑戦」
- 「作業の可能化の必要性」
- 「クライエント中心の可能化」
- 「多専門的知識基盤」
- 「リーズニングプロセス」
この5つの要素をまとめると以下の通りです。
実践に不可欠な5つの要素:作業療法の特徴
1.作業的挑戦
人間は作業に対する基本的なニーズを持っているという前提。
作業の不足、結びつき減少が起きている状態。
作業上の問題がありそれに対してクライエントと挑んでいくこと。
2.作業の可能化の必要性:作業を可能にする解決法の可能性
クライエント特有の目標、挑戦、解決法を実現するための、作業療法士が個人と社会に変化をもたらすためのアプローチ。
意味の変容、人・作業・環境の変化を可能にする。作業パターンに変える。社会レベルで変化をもたらす(作業的構成の可能化)こと
3.クライエント特有の目標、挑戦、解決法、そしてクライエント中心の可能化
作業は独特であり、興味、価値観、文脈がある。クライエントの固有の目的方法を作業的挑戦、作業機能障害に結びつける。
4.多専門的知識基盤
作業療法士が作業を理解するためには人、作業、環境の相互作用を理解することが必要である。
医学、哲学、作業科学、看護学、文化人類学、社会学などの多専門的な知識が必要。
作業に基づいた実践には高い洞察力が必要。
5.複雑さに対処するリーズニングプロセス(アブダクティブリーズニング)
幅広い視点で作業を捉えて、柔軟にものごとを考えることが必要。
様々なリーズニングを組み合わせて評価治療をしていく。
実施していく上では
クライエントと作業遂行上の問題点を明らかにする。
作業療法士として作業遂行上の問題を解決するために「人・作業・環境」に対してアプローチを行う。
アプローチをする時には
- クライエント独自の興味・文化・価値観
- 作業療法はもちろんそれ以外の分野の医学、解剖学、社会学などの様々知識
を幅広い視点でリーズニングしていく。
まとめ
作業に基づいた実践(Occupation-Based Practice)を行うために必要な要素が「続・作業の視点 第8章」に書かれています。重要だと思う要素を抜き出しまとめました。
作業に基づいた実践に必要な要素は5つです
- 「作業的挑戦」
- 「作業の可能化の必要性」
- 「クライエント中心の可能化」
- 「多専門的知識基盤」
- 「リーズニングプロセス」
この5つの要素をまとめると以下の通りです。
コメント