僕は回復期リハビリテーション病棟に勤めています。
回復期リハビリテーション病棟では病院敷地外の訓練が1日、3単位(1時間)まで認められています。(2019年9月現在)
そのため、病院周辺のスーパーやコンビニなどを利用して買い物訓練・評価を実施することがあります。
その際に気をつける点・注意する点をまとめました。
一番気をつけることは買い物を完遂できるようにすることです。
買い物評価・訓練の実施手順は以下の通りです。
- クライエントに買い物をする目的・方法・環境を聴取
- 買い物の訓練評価方法の検討
- 買い物評価訓練の実施
- クライエントにフィードバックをする
事前にクライエントに確認をすること
面接や訓練中などクライエントが買い物をするときの目的・方法・環境を聴取しましょう
目的
- 自分の食べるものを買いに行く
- 飲み物だけ買いに行く
- 自分と家族が食べるために買いにく
- 生活に必要なものを買いに行く
- 趣味のものを買いに行く など
方法
- 自分or家族の自動車運転で行く、歩いていく、公共交通機関で行く、
- エコバックを持っていく、リュックを持っていくなど、
- 買い物する物によっていくスーパーを変える、
- メモをするしない など
環境
- スーパー内は広いか狭いか
- 買い物に行く時間帯は
- 自宅~スーパーの道中の道路環境、信号有無・交通量の多さ
- どのくらい行き来に時間がかかるか など
評価訓練方法を検討
クライエントから聴取した情報を元に評価訓練方法を検討しましょう
検討することの例は以下の通りです。
クライエントの現状と今後の目標に照らし合わせた評価訓練方法を提案していきましょう。
- 道中のルートを確認をする。
- スーパー内で商品を探す。メモをするしない。
- 実際に買い物をする。
- 公共交通機関を利用してスーパーに行く。
- リュック、バックを持ってスーパーに行く。
評価訓練中に見る点
買い物を完遂できるかという視点が必要です。
買い物の工程を大まかに分けると以下のようになります。
- 買うものを決められるか
- 移動ができるか
- 商品が探せるか
- お金の支払いができるか
- 買ったものを運べるか
それぞれの工程の中から見る視点は以下の通りです。
- 探している商品を見つけられるか
- カート、カゴの使用は適切か
- 周囲の人への配慮ができるか
- レジで表示された金額を適切に支払いができるか
- 商品を探せないときに店員さんに助けを共められるか
評価訓練実施後
クライエントにフィードバックをします。
よかった点、よくなかった点を伝えましょう。
よくなかった点に関してはクライエントと話し合いどのように改善していくのかお互いの意見を出し合いましょう。
買い物の方法を変えたり道具をつかったりなど検討しましょう。
まとめ
買い物評価訓練時に気をつける点・注意する点をまとめました。
一番気をつけることは買い物を完遂できるようにすることです。
買い物評価・訓練の実施手順は以下の通りです。
- クライエントに買い物をする目的・方法・環境を聴取
- 買い物の訓練評価方法の検討
- 買い物評価訓練の実施
- クライエントにフィードバックをする
クライエントの買い物が行えるように訓練評価をしていきましょう。
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