訪問看護でのADOC選択するメリット【作業療法、目標設定、面接】

作業療法
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訪問看護ステーションに転職して約一年経過し、目標設定でADOCを何度か行いました。

目標設定のツールはADOC、COPMなど複数ありますが訪問看護でADOCを選択するメリットを挙げてみました。

絵で書かれている

短時間で終えることができる

導入しやすい

やはり視覚情報で伝わることで共通理解が得られやすく、短時間で終わることができる→導入がしやすいといった形です。

訪問看護ステーションで行う方の参考になれば嬉しいです。

それぞれ解説していきます。

※あくまで一個人の意見です!皆さんの置かれている環境や対象者の方によってこの通りにはならないと思われます。

リハビリ従事者のためのコミュニケーションパッド「ADOC」
ADOC(エードック)はリハビリ現場における目標設定プロセスを支援・改善するiPadアプリです
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実施環境

brown wooden door near body of water
Photo by Pixabay on Pexels.com

訪問看護ステーションでのリハビリ

訪問看護ステーションなので対象者は様々(小児、高齢者、精神疾患など)です。一人の対象者に対して1回のリハビリ実施時間が40分から60分、週1〜3回のリハビリ実施が多い傾向です。

ペーパー版を使用して評価することが多い

ペーパー版を選択している理由としては「書き込みやすい。会社の支給iPadにアプリが入れられない。」というのが主な理由です。話ながら書き込みやすいのはやっぱり紙です。カルテ入力iPadで電子カルテを使用していますが、メモした紙を写真で共有することができるのでアプリ版がなくてもなんとかなっています。

メリット

  • 絵で書かれている
  • 短時間で終えることができる
  • 導入しやすい

上記の3点について解説させていただきます。

絵で書かれている

ADOCは絵で表現されているため、言葉だけでなく視覚からも情報が提示できます。対象者の方が絵を見ることで言葉だけよりも作業のイメージがしやすく、答えが的確になりやすいです。また、こちらから絵を指差して質問をするときも聞かれている部分がわかりやすくなり理解が得られやすいです。

また、ペーパー版を使用していると書き込みながら行え、書き込んだメモも対象者の方に見せることでより理解が得られやすいです。

短時間で終えることができる

ADOCを積極的に利用する理由の一番重要な部分です。絵で示すことでお互いの聞かれていること、質問していることの認識がずれることが少なく、対象者の理解が速くなります。評価に必要ない余分な会話や間が生まれることが少なくなりで20分から30分程度終えることができます。

これくらいの短時間で終えられることで、バイタル計測はもちろん、通常の訓練も短縮した形ですが行うことができます。ADOCのみ行って終了というのは目標設定がいかに重要でもリハビリを期待されている対象者の方に対しては良くないと個人的には思います。

通常の訓練を行う時間の確保ができる。というのは助かっています。

導入しやすい

上記の2点、絵で書かれていて理解が得られやすい、短時間で終えることができる。このメリットがあるため、目標を決める評価は他にもありますがADOCを選択することが多いです。

COPMは同じ半構造化面接ですが絵がないので会話する時間がどうしても増えてしまい、1回の訪問で終えるのは駆け足になりやすく重要なことを聞き漏らすといけないのであまり使わなくなってしまいました。

終わりに

訪問看護ステーションで目標設定でADOCを選択するメリットを解説しました。

絵で書かれている

短時間で終えることができる

導入しやすい

やはり視覚情報で伝わることで共通理解が得られやすく、短時間で終わることができる→導入がしやすいといった形です。

個人的にはだいたい1回の訪問で終えることができ、訓練も行う余裕があるので使いやすい評価ツールです。

また、時間がかかってまた次回となってもメモをしたペーパーがあれば自分も聞いた内容を忘れることなく、対象者の方も話の内容を思い出してもらいやすいです。

今後も訪問看護ステーションで作業療法士として目標設定をする上ではADOCを利用していくことが多いだろうと思います。

リハビリ従事者のためのコミュニケーションパッド「ADOC」
ADOC(エードック)はリハビリ現場における目標設定プロセスを支援・改善するiPadアプリです

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