回復期リハビリテーション病棟の訓練の実施手順と注意している点について解説をします。
僕は回復期リハビリテーション病棟で勤めています。
訓練実施の手順として参考になればと思います。
手順としては以下通りです。
- 病棟にいる患者様に訓練を実施する時間を伝える
- 訓練時間に伺うorリハビリ室に集合する
- 訓練を開始 バイタル測定(血圧、SPO2など)
- 訓練を実施する
- 訓練終了 訓練の振り返り バイタル測定(血圧、SPO2など)
訓練を実施する上では、怪我や病気をされて入院している患者様の体調確認が重要となります。
訓練の実施手順
訓練を実施していく手順について解説をしていきます。
病棟にいる患者様に訓練を実施する時間を伝える
回復期リハビリテーション病棟では多くの患者様に訓練が実施できるように訓練スケジュールを振り分けています。
振り分けられたスケジュールを療法士が確認をして、患者様に時間を伝えに行きます。
時間を伝えるタイミングとしては、現在勤めている病院では朝8:30過ぎから伝えに行きます。
訓練時間に伺うorリハビリ室に集合する
訓練の実施時間になったら「患者様の居室に伺い迎えにいく」か「リハビリ室に来ていただく」
どちらを選択するかは患者様の状態に合わせて行きます。
訓練を開始 バイタル測定(血圧、SPO2など)
訓練開始時は体調の確認として、会話での体調確認と、血圧・SPO2などバイタル計測を実施します。
体調が良好であれば訓練を開始します。
体調不良であれば
- 訓練を中止する
- 医師、看護師に申し送り指示を仰ぐ
- 体調が悪化しない程度の負荷の軽い訓練に切り替える
以上の3点のような選択をします。
訓練を実施する
問題がなければ訓練を実施していきます。
- 負荷量は適切か
- 難易度が適切か
- 新たに追加して行う訓練はあるか、削る訓練はあるか
- 体調の変化はないか
などの思考を巡らせながら訓練を実施します。
訓練終了 訓練の振り返り バイタル測定(血圧、SPO2など)
訓練を終了する際には訓練の振り返りとバイタル計測をして体調を再度確認をします。
振り返りと体調確認が終わると訓練を終了します。
振り返り
患者様
- 訓練の様子、できていたこと、できなかったこと、良かったこと、悪かったことなど
- 振り返ることで訓練の成果や自身のできているできていない部分を認識していただく
療法士
- 訓練の難易度、負荷量、コミュニケーションの取り方など
- 今後より良い訓練を実施していく上では必要
体調の再確認
再度実施するのは「訓練を実施したことによる体調の悪化があるかないか」を確認するために実施します。
体調不良がある場合は医師、看護師など多職種への申し送りを実施し、指示を仰ぎます。
まとめ
回復期リハビリテーション病棟の訓練の実施手順と注意している点について解説をした。
手順としては以下通りです。
- 病棟にいる患者様に訓練を実施する時間を伝える
- 訓練時間に伺うorリハビリ室に集合する
- 訓練を開始 バイタル測定(血圧、SPO2など)
- 訓練を実施する
- 訓練終了 訓練の振り返り バイタル測定(血圧、SPO2など)
訓練を実施する上では、怪我や病気をされて入院している患者様の体調確認が重要となります。
訓練を実施する上で参考になればと思います。
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