僕が乗っているジャイアントエニーロード3(GIANT ANYROAD3)にはTPR SPYRE Cという機械式ディスクブレーキキャリパーが付いています。
TRPの純正パッドがすり減っていったので、ネットで交換方法を調べて自分でパッドをシマノB01Sに交換してみました。
「TRP純正パッド」と「シマノB01S」の違いを比べてみました。
僕が感じた違いは以下の通りです。
TRP純正セミメタルパッド
- パッドがローターに当たった瞬間から制動力が立ち上がる
- 制動力が立ち上がってからのコントロール幅は少ない
シマノB01Sレンジパッド
- パッドがローターに少し当たったときから緩やかに制動力が立ち上がる。
- ブレーキレバーを握り込むと制動力がより強くなる。
- コントロールできる幅がある。
制動力の立ち上がりが早いTRPの純正パッド
制動力のコントロールがしやすいシマノB01Sパッド
といった分け方になると思います。
パッドでブレーキの特性を変えることができるので、自分がのる状況に合わせてパッドを選択すると面白いなと感じました。
TRP純正セミメタルパッドの特徴
僕が感じたTRP純正セミメタルパッドの特徴は以下の通りです。
- パッドがローターに当たった瞬間から制動力が立ち上がる
- 制動力が立ち上がってからのコントロール幅は少ない
ブレーキをかけようとレバーを握るとすぐに制動力が立ち上がります。
メリットとしては「少ない力で止まることができる」「とっさに何かあったときに止まることができる」という点があります。
デメリットとしては「コントロール幅が少ない」「タイヤがロックしやすい」という点です。
僕の乗り方としては「通勤9割、レジャー1割」という形です。
通勤中は少ない力で止まれたり、何かあったときにとっさに止まれるのには非常に安心感がありました。
ですが、コントロール幅が少ないのでちょっとでもブレーキを握りすぎたり、路面状況が悪いとタイヤがロックしてしまい、スリップしそうになったことがありました。
レジャーで遠くに出かけるときもブレーキレバーを少し握るだけなのは良いのですが、疲れてくるとロックしやすい特性が仇になって疲れます。
まとめると制動力は高いけどコントロール性が低いパッドだと感じました。
シマノB01Sレンジパッドの特徴
シマノB01Sレンジパッドの特徴は以下の通りです。
- パッドがローターに少し当たったときから緩やかに制動力が立ち上がる。
- ブレーキレバーを握り込むと制動力がより強くなる。
- コントロールできる幅がある。
このパッドに交換して感じたのはブレーキレバーを握っても制動力が立ち上がらず、握り込むと制動力が立ち上がる感じがしました。
メリットとしては「握っただけ制動力が立ち上がる」「コントロールしやすい」です。
デメリットとしては「握り始めの制動力が弱い」です。
このため、通勤中は渋滞している場所を通るため「少しだけ速度を落とす」ということがやりやすくなりました。ブレーキを使用しての速度調節は以前より行いやすいです。
タイヤをロックしないようにする調節も行いやすく感じました。
TRP純正パッドと比べると握り始めの制動力が弱いためとっさに止まろうとするとTPR純正パッドに軍配が上がるがります。
まとめるとコントロール性はいいが握り始めの制動力が弱いパッドだと感じました。
どちらがいいのか?
「TRP純正パッドとシマノB01Sどちらがいいのだろうか?」という点について考えていみます。
僕個人的には「シマノB01S」がいいです。
グラベルロードの使い方として「主な用途が通勤」「ロングライドは平地が多い、オフロードも走る」という風です。
「通勤時は渋滞にハマるためこまめに速度調節ができた方がいい」「オフロードでタイヤをロックさせないようにコントロールしたい」というブレーキのコントロール性が良い方が扱いやすいためです。
ではTRP純正パッドが悪いかというとそういうわけではありません。
制動力が早く立ち上がった方がいい場面としては「高い速度から急制動をしたい」「下り坂でも止まりたい」「ダウンヒルが多い」という人はTRP純正パッドの方がいいのではないかと思います。
まとめ
今回はTPR SPYRE CのTRPの純正パッドがすり減っていったので、ネットで交換方法を調べて自分でパッドをシマノB01Sに交換してみました。
「TRP純正パッド」と「シマノB01S」の違いを比べてみて感じたのは以下の通りです。
制動力が早く立ち上がるTRPの純正パッド
制動力のコントロール性がいいシマノB01Sパッド
どちらも良いパッドなのでブレーキフィーリングが合うパッドを選択すると良いと思います。
コメント